葬儀屋を使わない、頼まない葬儀のことを「セルフ葬」と呼ぶこともあります。お葬式をしないで火葬のみを行う直葬をさらに自力で執り行うというもの。

 

このように考える方は、よほど葬儀屋が嫌いなのか、もしくは金銭的な面が心配なのでしょうが、どちらにしても、これをとがめる法律はありませんから。

 

そして、

葬儀担当葬儀担当

条件さえ整えば葬儀社を使わなくても直葬はできますよ。

ただし、あなた1人では無理です。必ず協力者は必要なのです。

 

その他にも、火葬するに至るまでには、火葬の手続きや用意をしなくてはならない品物があります。

 

これらは、コンビニで手軽に手に入るようなものではありませんので、お身内を亡くされた時にどれだけあなたが冷静に動けるのかもポイントになるのです。

 

これから、どのように段取りをして、行動しなければならないのか見ていきましょう。

 

参考:葬儀費用がない?市役所の補助金制度で葬儀代が払えない不安を解消!

 

葬儀屋を使わない頼まない「セルフ葬」お葬式をしない火葬のみの直葬


近年、葬儀をしないで火葬のみを行う「直葬」と呼ばれる葬儀スタイルがあります。

 

この直葬という言葉もここ数年ですっかり定着した印象をうけますが、ここでは、この直葬を葬儀屋に頼まず、ご自身で行う際の流れについてお話しします。

 

病院から自宅までの搬送方法

現代では、病院で息を引き取る方が約8割であることから、葬儀社を使わずに火葬を考えた場合には、まず、病院から自宅まで連れて帰る段階から、どのようにしたら良いのか迷うことでしょう。

 

なぜなら、亡くなった人を運ぶ経験などどなたも無いからです。

 

自分の車に乗せるのか、また、介護タクシーなど、普段は移動手段として利用している乗り物はどうなのだろうと、いくつも選択肢が頭をよぎるのではないでしょうか。

 

結論を言うと、自家用車にご遺体を乗せても大丈夫ですが、介護タクシーに乗車することはできません。

 

タクシーとは、他人の需要に応じ、有償で、自動車を使用して旅客を運送する(道路運送法2条3項)ものである。

 

しかしご遺体は、貨物自動車運送事業法上の「貨物」に当たるものと解釈される、したがって「旅客」には当たらないため、遺体を運送することはできないのです。

 

 

詳細については病院から遺体搬送を家族が自家用車で行う場合の料金と5つの注意点をご覧ください。

 

火葬の予約方法

火葬の予約については、各自治体によって多少違いはありますが、あなたのお住まいの役所もしくは、その地区に該当する火葬場(斎場)に直接問い合わせることによって、手続き方法を教えてもらうことができるでしょう。

 

この場合、先ほど手渡された、「死亡診断書」の死亡時間から24時間を経過した日時でないと、火葬を予約できないため、24時間後とは、「何日の何時」を過ぎればよいのか、しっかりと確認をすること。

 

火葬の予約をするということは、役所または火葬場に、火葬を申し込むことですが、申し込む際には、「死亡診断書」と一緒に、あなたが記入をした「死亡届」、この2枚を提出することによって、「火葬許可証」が発行されるのです。

 

この死亡届ですが、病院の担当医から受け取る死亡診断書の左側に印刷がされている場合もあれば、役所で届けの用紙をもらう場合があります。いずれにしても、死亡届を記入する際には、役所の職員さんに聞きながら死亡届を書くこと。印鑑も持参してください。

 

なぜなら、故人の生年月日は年号を漢字で記載するですとか、本籍は、区(市)からではなく都道府県からであったり、番地は漢数字でないと訂正印が必要になる。このように多少癖がある届書類でもあるのです。

 

もしかしたら、お近くの火葬場で、火葬ができない可能性もありますので、役所にいれば同時に確認できるでしょう。

 

棺やドライアイスの準備方法

こちらの品物については、あらかじめ準備をしておく方は少なく、やはり死と直面をしなければ、購入しようとは思いませんよね。

 

少し前に、葬儀関係者の間では話題になったのですが、今は、アマゾンでも棺が買える時代なりました。このことから、発送日や到着日によっては、火葬に間に合わせることができるでしょう。

 

「棺 平棺 折りたたみ式 布団付」
「上金張箱 ヌキナシ箱 / 銀 / 4寸用 / 骨箱 骨壷 カバー 」
「ドライアイス10kg 5kgカット2個」

 

このように、購入することが可能なようです。

 

ドライアイスは、1日につき10㎏が必要になりますので、日数により使う量が違います。そして、直接触ると低温やけどを起こしますので軍手などを着用してください。

 

値段も見てみ見ましたが、約5万あれば足りそうです。

 

しかし、納棺の仕方や、ドライアイスをご遺体のどの部分にどういった置き方で当てればよいのか、その説明証まではなさそうです。葬儀社は品物だけではなく、この部分のノウハウを提供しているのです。

 

火葬場までの霊柩車はどうする?

火葬場までは、やはり霊柩車が必要になるのかというと、病院からご遺体を搬送した時と同様に、「火葬許可証」を持っていれば自家用車でも問題はありません。

 

ただし、自家用車に柩を乗せるとなると、相応に大きな車が必要でしょう。

 

そして、霊柩車でない車が火葬場(斎場)に着車すると、かなり目立ちますので、できれば、朝一番の火葬時間を予約することをお勧めします。

 

まとめ


葬儀社を使わないで直葬を行うことが、どのような流れで、あなたがどう動けばよいのか、概ねの理解は得られたでしょうか。

 

葬儀社に頼まず自力で行うことな決して無理ではありませんが、それなりの時間と労力を要するものなのです。

 

病院からご自宅まで搬送をする際にも、ご納棺する時も、火葬場へ出棺する時にもあなた1人ではできません。

 

葬儀業界においても価格競争は進んでおります。直葬費用を10万円以下で請け負う会社もありますので、あなたの近所の葬儀社でまずは聞いてみて、それから、自力での直葬を考えても遅くはないでしょう。