「葬儀の日程はいつになったの?」と、電話のお相手の声が漏れてきました。

 

先ほど病院へお迎えに伺い、故人となられたお父様をご自宅のお布団にご安置をしている最中、娘さんが親戚の叔母さんに亡くなったことを知らせる電話をされた時の事です。

 

叔母さん:「大変だったわね。それで葬式の日取りいつになったの?

娘さん:「まだわからないの。これから葬儀屋さんと話をするから・・・

叔母さん:「そうなのね、わかったらまた電話をちょうだい

 

このようなやり取りは、お身内を亡くされた方であればご経験があるでしょう。

 

遺族はもちろん、訃報を知らされた親族も、直近の予定と葬儀の日程をいち早く照らし合わせたいと思うのが心情です。

 

葬儀担当葬儀担当

葬儀の日程を決めるまでに要する時間は、ご逝去の電話を頂いてから約2~3時間後が目安です。

 

なぜ2~3時間が必要なのか?それはこれからお話しする5つの条件を上手くかみ合わせるための時間なのです。

 

参考:【葬式の流れ】葬式の日数は亡くなってから何日後?日程の決め方ポイント5つ

 

葬儀の日程/葬式の日取りはいつわかる?葬儀日程の決め方5つのポイント

葬儀の日程を決める時というのは、大切な方を亡くされ、心にゆとりを持てないことがあるでしょう。

 

順を追って、ゆっくりと説明しますから、落ち着いてください」と、お声を掛けながら、葬儀の打ち合わせを始めることが多いのです。

 

しかし、一番焦っているのは、葬儀の打ち合わせをする葬儀担当者なのかもしれません。

 

葬儀担当者の心の内はこのような感じなのです。

 

火葬場の空き状況

葬儀までの流れは、亡くなった日を1日目と考えて、翌日の2日目にはお通夜、3日目には葬儀・告別式、そして火葬。

 

このような日にちの流れから葬儀にかかる日数は3日間であることが一般的です。

 

ですから、このような3日間の日程に沿うように火葬場を予約する必要があるのですが、「希望する日に火葬場の炉の時間に空きはあるのか」が真っ先に気になります。

 

亡くなられたことを知らせる電話を頂いたと同時に、火葬場の空き状況を確認。2日分は見ますね。

 

火葬炉の空き時間から葬儀の時間を逆算することで、遺族にもわかりやすく伝えることもできるから。

 

そして、1日の内に一番早く埋まってしまう時間が、「10時からの葬儀開式」、「11時からの葬儀開式」です。

 

これには、葬儀・告別式の時間が1時間で行われため、葬儀後の時間帯がちょうど昼食時間であることが影響しています。

 

新人さん新人さん

参列してくださった親族の方々へのおもてなしに都合がいいですからね。

 

火葬炉は予約順で決定していくため、予約には1分を争うイメージを持っています。

 

六曜の1つ「友引」に要注意

数あるカレンダーの中には、先勝・友引(ともびき)・先負・仏滅・大安・赤口(しゃっく)の六種の文字が書かれているものがあります。

 

これは、六曜という歴注の一つです。

 

この六種の中の「友引」には、一般的に縁起が悪く葬儀を行わないとの風習が、多くの地域に今もなお根付いています。

 

そして、火葬場も例外ではなく定休日になるところが多いのです。

 

葬儀社のカレンダーには、友引の日にちに大きく赤丸がつけてあります。直近の一週間で何曜日が友引なのは、葬儀担当者であれば頭に入っているこということ。

 

ここまで友引を気にする理由は、言うまでもなく、葬儀の日程が延びてしまうからです。

 

葬儀の読経を依頼する宗教者の都合

宗教者というのは、「仏教ならば僧侶」、「神道ならば宮司」、「キリスト教ならば牧師または神父」とそれぞれの宗教によって宗教者の呼び名は違いますが、葬儀の日程に都合がつくのか確認する必要があります。

 

なかでも、土日は行事ごとを事前に計画されていることがあります

 

仏教でいえば、檀家さんの法事や法要、キリスト教で言えば礼拝などにより、日にちと時間が火葬炉の空き状とかみ合わないケースも少なくありません。

 

お寺の住職であっても、他にお勤めをしている方もあります。教員をされている住職に電話連絡をした時の事。

 

「その日は始業式だからなぁ~午後からなら何とかなるよ」と、このような返事をいただくこともしばしば。

 

毎回のことですが、「どうか宗教者の予定が空いていますように」と心の中で拝んでいたりもします。

 

遺族や親族が希望する葬儀の日

ご遺族も土日の葬儀を希望されることが多いでしょう。宗教者の都合とは相反しますが・・・

 

それもそのはず、会社の休日や、学校関係の休みを考えるとおのずと土日になるのです。

 

会社へお勤めの方でしたら、急遽仕事の予定を変更せざるを得ないことや、お孫さんが学生であれば、定期的な試験日と葬儀日がなぜか重なってしまう。

 

昨日は、ご親族の方で、「その日は通院の日だから」といわれ、お通夜のみに参列をされました。透析をされている方です。

 

人それぞれ毎日予定している事柄がある中、葬儀の日程決めを進めることになります。

葬儀を行う場所は葬儀社の式場

葬儀をどこで執り行うのか?葬儀場ホールや葬儀会館といった葬儀社が所有する式場が最も利用されていますが、どこを選ぶのか、基準とする項目はこのようになっています。

 

  • 自宅から近い式場
  • 葬儀の規模や参列人数に適している式場
  • 交通機関が便利な式場
  • 設備が充実している式場
  • 火葬場から近い式場

 

これらは、何に対して優先度が高いのかに違いはありますが、いざ葬儀の日にちを決める時に、希望する式場が利用できるとは限りません。

 

ですが、葬儀社の規模にもよりますが、複数の式場を運営している会社もあれば、寺院所有の式場や公営式場を得意としている葬儀社もあります。

 

どの葬儀社も引き出しを多く持ち、いざという時には最善の提案ができるように努めているでしょう。

 

参考:葬儀社の選び方探し方!葬儀屋のおすすめポイント決め方は7つ

まとめ

葬儀の日程は5つの条件が上手くかみ合ってこそ決まってきます。

 

  • 火葬場は空いているのか。
  • 葬儀の日程に友引は絡まないのか。
  • 葬儀を依頼する宗教者の都合はつくのか。
  • 家族や親戚は予定を合わせることができるのか。
  • 利用したいと思っている式場は空いているのか。

 

このことからも、葬儀にかかる日数が最短の2日で執り行うこともあれば、はたまた4日や5日に及ぶことも考えられます。

 

葬儀担当葬儀担当

それでも、葬儀日程の決め方や流れを知ることで、いざというときにはスムーズな対応ができますよ。

 

 

 

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