病院で亡くなった後の流れについて、焦る気持ちをおさえて、冷静に考えていただけたら。

 

容態が急変しました。大至急、来てください。

 

ドラマの1シーンのような出来事が、いつかあなたにも起こりうることです。

 

新人さん新人さん

落ち着いてなんていられないですよね!


そうですよね。落ちつけって言うほうが無理だよね。

葬儀担当葬儀担当

こんな時は、目を閉じて、大きく深呼吸をしてみてください。


実は、私も祖母を亡くした時に、同じことをしたのです。

 

この葬儀業界にいる私でさえも、「冷静にならなくては」と思った瞬間がありました。

 

こんなことが起こってしまったら・・・考えたくはないけれど、考えざる負えない時がきます。

 


それでは、大切な人を心残りなく送るために一体どんなことをしなければならないのでしょうか?

 

今回は、身内の大切な方が病院で亡くなった時、あなたが取るべき行動考えるべき内容を順序立ててわかりやすく解説していきます。

 

病院で亡くなった後の流れ・・・何をどうする?

病院で亡くなった後の流れをわかりやすく解説します。

 

あなたのカバンの中に携帯電話はありますか?持ってきましか?亡くなったことを伝えようと思った時に、真っ先に思い浮かんだ人は誰ですか?

 

真っ先に思い浮かんだ人に電話をかけてください。うまく話せなくてもよいのです。電話の発信音が聞こえたら、第1段階はクリアしたのですよ。

臨終の連絡を家族にする

このような緊急事態に1人で対応することはお勧めできません。

 

ご家族にはもちろん、携帯電話に登録してある方で病院へ駆けつけてほしいと思う人には連絡をしましょう。

 

その中に、「お葬式をどうしたらよいのか?」を相談できる人を加えてください。

 

第2段階では、ご家族の方、近い親戚、お葬式の相談ができる人に病院で亡くなったことを伝えること。

 

ここで1つだけ注意することがあります。

 

今の時点で、全てのご親戚に連絡をするのはまだ早いですよ。なぜなら、連絡を受けた側は、すぐにお葬式の日程が知りたいと思うからです。

 

この数時間後にはお葬儀の打ち合わせをしますので、日程が決まってからでも遅くはありません。

 

お葬式の相談を家族でする

病院に家族が揃ってから、今後の流れについて相談を始めることになるでしょう。

 

お葬式のスタイルはどのようにするのか、日程はいつにするのか。

 

葬儀について手配をする経験は、一生に何度も起こりうることではありませんので、家族だけで、すんなりと段取りが整うはずがありません。

 

ですから、第3段階として、お亡くなりになった方を病院からどこへ連れて帰るのか?を、まずは話し合ってほしいのです。

 

  • 入院が長かったから家に帰してあげたい。
  • 家はアパートなので連れて帰るのは難しい。
  • 畳の上に寝かせてあげるられるところがいい。
  • 葬儀屋さんに預かってもらいたい。

 

近年の住宅事情により、どなたも自宅へお連れできるわけではないため、病院から直接、葬儀社のご安置室を希望される方が増えているのは事実です。

 

ですから、病院から寝台車にお乗せしたら、多少遠回りになっても、ご自宅の前を通り、葬儀社の安置室へ向かうこともあります。

 

ご自宅の前にさしかかった時には、徐行運転になります。寝台車に同乗したご家族からは、「今、お家の前だよ」と、優しい言葉が車内に響くのです。

 

代表的な葬儀のスタイル

近年の代表的な葬儀のスタイルは3つあります。

 

これまでは、葬儀の日程を案内し、多くの会葬者がある葬儀スタイルが主流でしたが、最近では、「家族だけで送る葬儀」が増えているのです。

 

そして、家族で送る葬儀にも大きく分けてこのような3種類があります。

 

新人さん新人さん

家族やご親戚、ごく一部の親しい友人のみで葬儀をする、「家族葬


新人さん新人さん

お通夜を省略して、葬儀のみを行う「一日葬


新人さん新人さん

お通夜、葬儀を行わず、火葬のみをする「直葬

 

どちらも、家族で送る葬儀スタイルではありますが、親戚や故人の親しい友人にも参列の声かけをしますので、こじんまりとした葬儀であっても温かさがあふれる時間となるのです。

 

搬送や葬儀を依頼する葬儀社を決める

あるアンケート調査を耳にしたことがあります。

 

病院で亡くなってから6時間以内に葬儀社を決める方の割合が52%」であるのだと。

 

ということは、少なからず、慌てて葬儀社を決めてしまった方もあるのだと想像できます。そして、このことが後悔の念が先に立つことにつながっているのかもしれません。

 

葬儀社を決めることは、第4段階です。

 

葬儀社を決めに迷っている場合、病院から葬儀社のパンフレットを渡されることがあります。

 

数社分の案内がファイルしてある中から探すのですが、普段から接することのないものを選ぶのは至難の業でしょう。

 

家具屋さんに例えるなら、高級な品ぞろえのお店もあれば、ニトリのように安価な商品から扱いのある家具屋さんもあります。

 

これは葬儀社にも同じことが言えるのです。

 

多くの参列者があるお葬式を得意とする葬儀社もあれば、家族葬専門をうたっており、小規模なお式を中心に行っている葬儀社もありますから。

 

今のあなたの心情で、葬儀社の特徴を見分けることは難しいのですが、記載してある価格帯はとても参考になります。

 

直葬プランから紹介されているのか、高額なプランがメインになっているのか、これだけでも葬儀社が勧めてくるであろうプランが予測できるのです。

 

参考:葬儀社の選び方探し方!葬儀屋のおすすめポイント決め方は7つ

 

搬送の連絡を葬儀社にする

葬儀社を決めたら搬送を依頼する電話をします。どのように伝えればよいのか迷いますが、

「あの~、今〇〇が亡くなったので電話をしました。」

これだけ言えれば大丈夫です。

 

葬儀社は葬儀のプロですから、お電話を頂くと今後の段取りをスムーズに行うために6つのことを尋ねます。

 

  1. 迎えに行く病院名
  2. 亡くなった方の氏名
  3. 亡くなった方の住所
  4. あなたの氏名と亡くなった方との関係(間柄)
  5. 連絡が取れる携帯番号
  6. 病院からお連れする場所

 

そうなのです。お気づきですか?先ほど第3段階で、亡くなられた方を連れて帰る場所を考えておいてくださいと言ったのはこのためなのです。

 

なぜなら、葬儀社の式場でお葬式もするのだから、家には連れて帰らずに、直接式場に安置してほしいと希望される方が多いため、葬儀社としても、あらかじめご安置できる部屋を準備しておきたことも1つの理由です。

 

もう1つ、ご自宅へお戻りになる場合でも、ご自宅までの距離がどれくらいなのか、交通事情も事前に把握しておきたい考えもあるのです。

 

全ては、円滑に、ご遺族の負担を軽減するためだということ。

 

そして、一報を頂いてから、約1時間後にはお迎えに伺るように準備を始めるのです。

 

この約1時間というのは、もちろん葬儀社が準備をして向かうために必要な時間なのですが、病院側にも理由があります。

 

主治医の先生が死亡診断書を書くために必要な時間

 

清拭(せいしき)といって、亡くなられた方のお体をきれいに整えるための時間

 

それぞれの立場の人たちが、それぞれの役割を果たすことで、あなたの「大切な人を心残りなく送るために」が進んでいるのです。

 

参照:病院で亡くなったら病院の遺体安置室から自宅へ引き取る時の注意点3つ

 

まとめ


病院で亡くなった後にはこちらの4つだけを考えてください。

 

  • まずは、大きく深呼吸をして心の中で「落ち着け」と、つぶやくこと。
  • 家族、近い親戚、お葬式の相談ができる人に、亡くなったことを伝えて病院に駆けつけてもらうこと。
  • 故人を病院からどこへ連れて帰るのかを決めること。
    (葬儀屋さんの式場に直接ご安置することが多い)
  • 葬儀社を決めて電話をすること。

 

 

葬儀担当葬儀担当

考えることや思うことが沢山あるときですが、病院ではこちらの4つから始めれば良いのです。

 

ご安置してからの段取りは、葬儀担当者にどんなことでも聞けますよ。