葬儀は香典でまかなえるのか?葬儀費用は香典で足りるのですか?と聞かれた時には、決まって、難しいですよと、お答えします。

 

なぜなら、15年間の経験上、香典で葬儀費用を補えたケースは、ごくわずかしか見たことがないからです。

 

葬儀担当葬儀担当

しかし、葬儀費用を香典だけでまかなう方法がないわけではありませんよ。

 

近年、葬儀形態が縮小傾向にある中、様々な葬儀の形がありますので、どのような葬儀の形を選ぶのかによっては、香典でまかなえる場合もあるのです。

 

新人さん新人さん

これは、一般葬から小規模なお葬式を選ぶ人が増えたからですか?

 

それも理由の1つですよ。

 

葬儀費用が香典だけではなぜ足りないのか、どうしたら香典だけで、まかなうことができるのかを、詳しく見ていきましょう。

 

参考:葬儀費用がない?市役所の補助金制度で葬儀代が払えない不安を解消!

 

葬儀は香典でまかなえるのか


そもそも香典とは、お互いに葬儀費用を助け合いましょうという考えから生まれたものですが、香典だけで、全てをまかなえないことがほとんどです。

 

理由は、単純な計算でわかります。

 

一般的な葬儀をした場合、香典の平均的な金額は7,000円と言われていることを例にすると、

 

葬儀費用:80万円
参列者 :100人
香典合計:70万円

 

こちらで考えると、既に赤字になりますが、それでも持ち出しが10万円で収まるかのように思い安堵する?のもつかの間ですよ。

 

香典をくださった方には、香典返しといって、通夜、葬儀当日に準備をする、いわゆる、「香典返し品」です。

 

そして、お返しする割合は、一般の方なら5割、親戚の方なら3割程度だと言われています。

 

こちらは、地域にもよりますが、葬儀に来てくださったお礼を兼ねて、葬儀後に改めて、ご自宅まで持参又は郵送をする場合もありますが、大変、手間がかかることですので、通夜、葬儀当日に香典返しを済ますことが多いのです。

 

先ほど、香典を70万円頂かれたとしても、約40%はこの香典返しに使うことになるので、残りは28万円になりますね。

 

しかし、純粋な葬儀費用には、香典返し品代や食事関係、宗教者へのお布施は含まれてはおりません。葬儀を考える時に重要な項目になります。

 

  • 遺族、親族の食事関係にかかる費用
  • 宗教者へのお礼(お布施)

 

新人さん新人さん

あっ! 葬儀費用とは別で必要ですよね。

 

そうなんです。よく耳にする葬儀費用の平均金額が200万円前後と言われるのは、これらを全て足した金額なのです。

 

もちろん、親族の食事代は香典の中からまかなえば良いのですが、当然ながら、手元に残る香典は少なくなりますよね。

 

 

何より、宗教者へのお布施は、まとまった金額が、さらに現金で必要になってきますので、こちらも心積もりをしておかないと、後で大変なことになります。

 

お付き合いのある住職へ通夜、葬儀のお経をお願いしたのであれば、葬儀の翌日、又は翌々日に、お寺へお布施を持参するのが、一般的ですが、お布施の料金は前もって確認をしておくことをお勧めします。

 

もし、お付き合いがなく、紹介された寺院でしたら、通夜の前、又は葬儀の前に現金でお渡しするのが良いでしょう。寺院とお付き合いがない方は、料金も明確なこちらお坊さん便へどうぞ。

 

 

一般葬だから、香典でまかなえないのであれば、葬儀費用がお値打ちな家族葬ならできるかもと考えたいところではありますが、家族葬になると参列者も減りますし、親族が果たして何人、参列してもらえるのかが大きなポイントになりますので、家族葬も一般葬と同様に香典でまかなうのは難しい。

 

葬儀を香典でまかなう方法2選


まだ、諦めなきでくださいね。

 

葬儀担当葬儀担当

葬儀を香典でまかなう方法が2つだけあるのです。

 

通夜を省略した一日葬

先ほどの一般葬を例にお話しした時には、葬儀費用が80万円でしたが、こちらの一日葬なら、葬儀費用がとてもお値打ちになります。

 

それぞれのご家族によって、ご親戚の数も違いますので、一概には言えませんが、葬儀費用を抑えて、親族にできるだけ多く参列をしてもらうことで、葬儀費用を香典でまかなえる可能性があるのです。

 

 

葬儀担当葬儀担当

一日葬の葬儀費用は、目安として20万円~ですよ。

 

そして、もう1つのメリットは、宗教者へのお布施も葬儀式の1日分で収まること。
※お檀家である方は、菩提寺に確認をしてください。

 

そうなんです。そもそもの葬儀自体をお値打ちな一日葬にすることで、香典の範囲内で葬儀費用が捻出できるかもしれません。

 

直葬で参列者を募る

こちらは、一日葬と同様に考えると、さらに、葬儀費用がお値打ちになる「直葬」なのですが、

 

 

新人さん新人さん

直葬で参列者って呼んでもいいんですか?

 

実は、良いとも、悪いとも言えなのです。

 

これは、宗派によっても変わってくることですし、純粋に無宗教で行う直葬であれば、葬儀社の式場では受けません、参列者のある直葬はお断りをしますからね。

 

直葬は、通夜、葬儀を省略して、家族のみで行うことを前提にしてますが、もし、ご自宅などで行った場合は、親族やご近所から香典をいただく場合がありますので、まかなえる可能性がありますよ。

 

ただし、この場合、葬儀担当者が、出棺のお手伝いはしますが、親族やご近所への対応はしませんので、家族が相応に動くことにはなります。合わせて、親戚やご近所へは後日、香典返しの配慮も必要でしょう。

 

参考:葬式しない火葬のみだと戒名はどうすればよいのか?直葬でも必要なの

まとめ

 

  • 一般的な葬儀や家族葬では、葬儀費用を香典でまかなうことはかなり難しいこと。
  • 通夜を省略して葬儀のみを行う「一日葬」なら、可能な場合があること。
  • 「直葬」なら葬儀費用を香典でまかなえることもあるが、親戚や近所への配慮が必要になること。

 

葬儀担当葬儀担当

葬儀の規模を抑えることで、葬儀費用を香典でまかなうことができますが、充てにしていた香典が集まらなかった場合も考えて、葬儀プランは慎重に選んでください。